CD制作裏話11月5日号

ミックスダウンとマスタリング
CDの音作りにかかせないのがミックスダウンとマスタリング。ミックスダウンは、楽器やボーカルなど個別に録音された複数のトラックの音量、音質、定位などを調整して、最終的に一つのステレオ音源にまとめる作業です。今回は録音からミックスダウンまでをレコーディングスタジオのオーナーでエンジニアの峯岸司さんが担当してくれました。今回のCD制作のコンセプトをよく理解してくれた機材選び、セッティング、その他諸々、本当に信頼できるエンジニアです。まことと私のマイクは声質に合わせて別々の機種です!レコーディング中、バンドメンバーは峰岸さんをドクターと呼んでいました。(笑) ミュージシャン達がすべての録音を終えて、お疲れさまでしたあ~と心地よい眠りについているその頃、峯岸さんはミックスダウンという孤独な作業をスタートさせるのでした。峯岸さん、ありがとう!



ミックスダウンが終わった音源は、今度はエムズスタジオの滝瀬真代さんに届けられ、いよいよ音作りの最終工程、マスタリングとなります。マスタリングはミックス済みの音源の音質、音圧、音量、曲間などを調整し、CDや配信など様々なメディアで均一な品質で再生されるよう音源を最適化する作業です。滝瀬さん、よろしくお願いします!


RECこぼれ話
レコーディングが進む中、「かけがえのない世界」の繰り返し部分に何かもう少し音がほしいということになり、急遽スタジオにあったおもちゃのピアノに登場してもらいました。とてもいい感じに音が埋まり、一同大満足。今回のレコーディングはその場のアイディアが反映されるとてもフレキシブルな現場でした!

CDジャケット
CDジャケットデザイナーの瀧元治さんは、MAKOTO BOXよりリリースした13枚のCDのうち、10枚のジャケットのデザインを担当してくれています。おそらくMAKOTO BOXでは最後の制作になるであろう今回のCDのデザインは、やはり治さんにお願いしようと思いました。
印刷物関係はなにしろ校正が大変です。歌詞カードやクレジットに間違いがないか、何度も何度もチェックするのですが、チェックするたびに間違いが見つかります。今回ヒヤッとしたのは歌の録音をしている最中に歌詞カードの間違いを発見!「飛行船」という曲の「守備隊も今日は」が「守備隊は今日も」になっていました!急いて治さんに訂正をお願いしました。いや~、入稿前で間に合って本当にホッとしました。
今回も素敵なジャケットが出来上がりました。治さん、ありがとうございます。







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