風に乗って

1. 風に乗って
2. 御子イエス眠りたもう(クリスマスソング)
3. 約束の救い主(クリスマスソング)
4. 愛が心に届くとき
5. 主イエスの祈り
6. 悲しみ心をふさぐ日も
7. 日々の祈り
8. 静まろう
9. 福音の力
10. 変わらざる神の愛に
11. この世の旅路 主イエスと

2018年 MAKOTO BOX

詩:関根一夫 曲/編曲:岩渕まこと

岩渕まこと:Vocal Guitar Ukelele
岩渕由美子:Vocal
市原康:Drums
谷源昌:Bass
伊澤陽一:Steelpan

プロデュース&ディレクション:MAKOTO BOX

レコーディング&ミキシング&マスタリング:峯岸 司
レコーディング&マスタリングスタジオ:STUDIO MARK

デザイン&イラストレーション:ミヤチアキコ

写真:関根一夫

スペシャルサンクス:歌声ペトラのみなさん

制作・発売元:MAKOTO BOX

2018年7月までに歌声ペトラの活動の中で生まれてきた250曲から11曲を選び構成した賛美歌アルバムです。歌声ペトラの楽曲をまこと&由美子のデュエットで収録したいという願いは数年前からありました。2015年秋には実際に制作に取り掛かりましたが、完成には至りませんでした。それが今年このように実現できたことは大きな喜びです。作詞者の関根一夫先生から嬉しいレビューをいただいたのでそれをご紹介します。
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岩渕まこと、由美子夫妻による新しいCD「風に乗って」を聴かせていただきました。 私が作詞し、岩渕さんが作曲した楽曲11曲。 シンプルなアレンジに不思議な楽器スチールパンが加わり、歌詞がとてもはっきり聞こえてくる、「和風賛美歌」集です。
私はレコーディングの最中にスタジオを訪ね、写真を撮らせていただいたので、その録音にも一部立ち会っています。和気あいあいとした空気の中にも緊張感があり、アーチストたちはそれぞれのパートを工夫を凝らして「聴きやすく、楽しく、美しく」するためにあれこれ話し、きっちり音を出していました。
ドラムの市原康さんは実にシャープな切れ味鋭い、そして不思議に温かいリズムを刻み、ベースの谷源晶さんはコントラバスで叙情豊かな音を奏で、伊澤陽一さんはトリニダード・トバコの楽器スティールパンで心が踊るようなメロディを叩き出していました。それぞれ単体の楽器の音色を聞いているだけでも心が躍る感じです。 岩渕さんはギターとウクレレで静かに音をかぶせながら全体のバランスを調整しているようでした。
私は歌を録るところには立ち会っていないのですが、CDの中の歌は優しく、温かく、聞きながら「祈りの中に誘われるような気持ち」や「心を上に向けたくなる気持ち」にさせてくれるものばかりです。 そこには「頑張り」や「無理強い」はなく、いわゆる「イケイケ、ノリノリ」の賛美ではなく、ひとり静かに福音を味わい、神の愛を感じ、賛美と感謝に和する方向がはっきりしていて、「わたしに語られ、私に歌われているメッセージ・ソング」であり「いつしか一緒に歌いたくなるワーシップソング」でもあります。
福音がやってきた、という「風に乗って」にはじまりクリスマスの曲、神の恵みと助けや救いの喜びを歌った曲、そして天国への希望が歌われている曲で終わっています。つまり、福音の流れがきちんと意識的に並んでいます。その並べ方も絶妙です。つまり、CD全体が「ひとつのものがたり」になっている感じです。
歌詞は私が書いたものなので、どこから見ても稚拙さは残るのですが、岩渕夫妻によって歌われることで、「伝わる歌」に変えられているように思います。 教会でみんなで歌う曲というより、しみじみ心に留まってほしい歌が並んでいます。いつしか、自分でも口ずさみたくなる曲ばかりです。そういうふうにして、歌われ、残され、新しい伝統になっていくのかもしれません。 きっと、いつまでも残る曲がこのCDの中に存在していると思います。中高年の方々が違和感なく楽しめるCDだと思います。 私にとって大事な宝物のようなCDになりました。 心からおすすめします。
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このレビューではとても適切にコメントをしていただき、改めて歌声ペトラが目指してきたことのひとつがこのアルバムに実現しているような思いにさせられました。ぜひ多くの方に聴いていただきたいアルバムです。