横丁のジーザス

横丁のジーザス
風を呼んでみないか
スマイル

2008年 MAKOTO BOX

詩・曲:岩渕まこと 編曲:西原悟 & ペトラストリート

岩渕まこと:ヴォーカル・アコースティックギター・エレクトリックギター
西原悟:アコースティックピアノ・エレクトリックピアノ・オルガン・タンバリン・コーラス
市原康:ドラムス
谷源昌:アップライトベース・エレクトリックベース

岩渕由美子:コーラス

佐久間順平:ヴァイオリン

プロデュース:MAKOTO BOX
ディレクター:岩渕由美子

レコーディングエンジニア:米津裕二郎(CLOCKWISE)
ミキシングエンジニア:木下“George”孝(CLOCKWISE)
レコーディングスタジオ:BS&T STUDIO

マスタリングエンジニア:安藤明
マスタリングスタジオ:キング関口台スタジオ

デザイン:中井良尚(小鳩デザイン)

写真:酒井羊一
ジャケットモデル:須貝真己子

スペシャルサンクス:ジョージさん&華さん MIGIWA

制作・発売元:MAKOTO BOX

「横丁のジーザス」を作曲したのは2004年の始めの頃だったと記憶しています。前の年の暮れのニュースで「今年1年間で家を出たいと思った男性が7万数千人もいる」と言っていました。その男性は若者ではなく60歳前後の方のようでした。
ごくごく真面目に生きてきて、定年になって心の行き場所を探さなければならないなんて、かなり辛いなと感じました。サラリーマンの愚痴を聞いてくれるところは横丁の飲み屋だけ。酔っ払ってみても、翌朝には昨日よりも空しさが広がる。そんなことの繰り返しで疲れきっている方が多いと思います。
そんなことを考えていたら、その横丁をキリストが歩いている姿が見えたように思いました。そしてこの歌になったのです。
僕がキリストに心をあずけてずいぶん経ちました。歌をうたえなくなっていた男に歌を取り戻させてくれたキリスト。空しさが、深い病になる前に、ファッションやブームではない心のこととして、悩みをキリストに打ち明けてみたらいいのにと私は思っています。
初めてのミニCDです。音もビジュアルも、自分のこだわりの作品として作らせてもらいました。「横丁のジーザス」「風を呼んでみないか」「スマイル」の全3曲、ミュージシャンの息づかいが聴こえてくるような仕上がりになったと思っています。